イタリアの取引所BitGrailがハッキングに遭い(!?)NANO暴落【被害総額220億円相当】
みなさん、またハッキングが起きたようですよ(笑)
コインチェックからひと月経たずにハッキング事件が再発しました。
— K(投資日記垢) (@k_aoym) 2018年2月11日
>NANO(XRB)は発行枚数が133,248,290 XRBなので1700万枚は全体の約13%に上り、NANOの今後に大きな影響を与えることは確実#仮想通貨 #仮想通貨暴落 #ハッキング #BitGrail #cryptocurrency https://t.co/154v3fPjqI
ハッキングの被害に遭ったNANO(XRB)はこの有り様、、、。
チャートのとおり、崖から転げ落ちるような暴落を見せています。
下記の表は、上記のグラフから目視で底値の箇所とその24時間前の値をまとめたものです。
※底値は2018年2月11日午前2時24分(UTC)でした。
※日本標準時ではUTC時刻+9時間なので、同日午前11時24分(JTC)です。
BTC建てでは24時間比-25%、USD建てでは24時間比-24%でした。
取引高はなんと24時間比145%!
通貨の価格は暴落し、取引高は急増している理由は、
NANOホルダーやBitGrailユーザーはもちろん欧州を中心に、
投げ売りが行われた以外にないでしょう。
価格(24時間前) | 価格(底値) | 下落率(24時間前→底値) | |
---|---|---|---|
XRB/BTC | 0.00137877 |
0.00112531 |
-25% |
XRB/USD | 11.51 |
9.49 |
-24% |
取引高(万USD) | 3,348 |
7,652 |
145% |
時価総額(万USD) | 153,347 |
126,456 |
-24% |
現在はやや持ち直していますが、予断は許しません。
というのもコインチェックで被害に遭ったXEMに比べてNANOは総供給枚数、
つまり全てのNANOのうち13%ものコインが被害に遭ってしまったからです。
どういうことかというと、今はNANOホルダーのみ大損をこいている状況ですが、
このままパニック売りが続けばビットコインなど他の主要通貨にも火の粉が飛ぶ可能性が大いに想定されるのです。
被害に遭った取引所(国名) | コインの名称(コード) | 総供給枚数(A) | 被害に遭ったコインの枚数(B) | B÷A |
---|---|---|---|---|
BitGrail(イタリア) | NANO(XRB) | 1.33億枚 | 1,700万枚 | 13% |
coincheck(日本) | NEM(XEM) | 90億枚 | 5.2億枚 |
6% |
出典:CryptoCompare (総供給枚数)
CoinOtaku , TechCrunch Japan (被害に遭ったコインの枚数)
またひと月経たずして取引所がハッキングの被害に遭ったという事実も忘れてはなりません。
ホルダーは仮想通貨を保有するということは、
従来の株式以上に自己責任が求められていると私は思います。
仮想通貨は、管理者を中央に置かないことで、取引手数料の安さ、容易さなどとてつもない価値を世の中に提示したといっていいでしょう。
そんな仮想通貨を保有するということは、通貨を管理する責任は取引所ではなく保有者自らにあるのではないでしょうか。
それをコインが盗まれたときだけ従来の管理システムのように、
管理のずさんさと取引所の責任能力を批判するのはおかしな話です。
もっとも本来プラットフォームを不要するべきだというムーブメントがベースにある仮想通貨を取引するうえでプラットフォーム(取引所)が一役買っているという現行システムに問題があるという批判は私も同意見です。
つまり、現行システムはあくまで暗号通貨ならびにブロックチェーンを核としたシステムの過度期でしかないというわけです。
いつ真の取引システムが確立するか、皆目見当がつかないので、
私たち小市民はつべこべ言わずに、ハードウォレットしかり必要なものを買い、
自分の身は自分で守るというのが必然ではないでしょうか。
Amazonではこちらがランキング上位にきていたので、
私はコインチェックの一件があってすぐポチりました。
※私が仮想通貨市場とどう向き合うべきか考えた記事もあるのでよろしければどうぞ。
(2018年2月20日追記)
noteに投稿してみました(笑)
よろしければどうぞ。
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